やってまいりました。どこも長続きしないわたしにとって、わりかし長く勤めることができた職場との最後のお別れの日です。
正式にはお店は明日で営業終了なのですが、もうひとつの仕事が明日入っているので、わたしのシフトは本日で終了。最終回です。他のスタッフも本日が最後の人がちらほら。
結論から言うと、わりとあっさりと終わりました。
想像では、みんな帰り際に輪になって涙ぐみながら思い出話をしたり、握手した手をお互いに離そうとしなかったり、それぞれのネームプレートを机の上に置いてみんなで手をピースのかたちにした写真を撮ったり、円陣を組んで店長、支配人を胴上げしたり、それぞれの仕事道具、及び設備にお礼、感謝の気持ちを込めて話しかけながら磨いたり、上司がスタッフひとりひとりの長所を述べてこれからの活躍に激励の言葉を送ったり(その場合、こちらは号泣の流れ)、フロアに花ビラ、飴、ラムネ、小銭、麦、ラングドシャ、紙テープ、クラッカー、打ち上げ花火、爆竹などを盛大にまいて〆る、等々、なにかしら感動、寂しさを全身を使って皆各々表現するのかと思いきや、
実際には、”お世話になりました。” ”じゃ、3日後のお別れ会で。” ”元気でね。”
などのセリフで幕を閉めただけでした。
そして朝から、閉店間際なので食材の仕入れ制限、仕込みストップの関係で、
”売る食いもんがねえ”
と料理長が言っており、限られた品数メニューで営業をし、最後の賄いメシはなぜかラーメン。(中華メニューのないお店)ちなみに美味しかったです。
食材はなくてもなぜかラーメンはあるから明日の賄いもラーメンらしい。(メニューにラーメンはない)
まあ、実際はそんなもんよね。
学校の卒業式ではみんな泣いたり騒いだり感動しているところを見ていたので(わたしは傍観者でした。爆)今回もそれに近いことが起こるのかと思いきや、わりとあっさりでした。自分自身もあっさりでした。
けれど、わたしにとっては長い5年半勤めあげることができたのは本当に良かったなあと満足している次第です。
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