高校卒業後に上京して20代の頃は無理して人付き合いをしていたこともあったし、無理して友達を増やそうとくだらない会合に参加して、結局くだらない人、ヤカラとくだらない時間を過ごすことが多かったです。その”トモダチ”等から財布を盗まれたり、人数合わせだけの存在だと知ったり。。
その頃は、中学生の頃に目覚めた音楽を、実際に自分がバンドをするという行動にうつした時期でもあり、とにかくROCK畑にどっぷり浸かりたかった。その界隈の人たちと仲良くしたかった。自分もステージに立つ人間として周知されたかった。地元では孤立していたので、東京ならいろんな人がいて、多少変(?)でも受け入れてもらえる。好きな音楽で認めてもらうんだ!と意気込みながら今までバンドを続けてきました。
けど、わたしの変態ぶりが甘かったのか、音楽や楽器の知識がないのがバレたのか、ぜんっぜん売れやしない。。。。
いや、別に売れ線を狙っていたわけではないのだけども、なぜかうまくいかなかった。。。。
それはステージの完成度でもあり、人を魅了する何かに欠けていたり、バンドメンバーとの付き合い方に悩んだりもしたし、とにかくいろんなダメな要素があったんだと思う。
楽曲がなんだかどこかで聴いたことがあるようでも、歌唱力、演奏技術がなかろうと、そんなの全然関係ない。上手下手関係ない、、よいものはよいという世界だから。
けど、今思えば、単なるカッコつけでしか行動していなかったように思う。ROCKにはカッコつけは必須科目ではあるんだけれど、なんというか、、ほんとに中身がない、痛々しいカッコつけだったなあ。。
そんなんじゃあ、人を魅了できないのは当然だ。真なる友達もできるわけがない。
自分としては、練習も頑張ってしたつもりだったのだけれど、、違う何かが欠けていたんだなあ。
憧れのROCKERたちはどんどん遠くへ離れていく。どんどん遠い存在になっていく。
なので、いったんバンドを引退することにしました。
もちろん、楽しいこともたくさんあったし、自分で作った曲もそう悪くはないと思う。
けど、なんだか最近情熱が一気に冷めたというか、つきものが取れたというか、、自分が興味を持つものが今までと全然違うものになってきています。それは年のせいと言われるかもしれないけれど、たぶんそうじゃない。新しいステージに立っているという、新鮮で気持ちの良い感覚を感じております。
もちろん、今までの自分があっての今なので、良い意味でも悪い意味でも、自分でしてきたことをしっかり尻拭いしていきたい。そしてまたいつかバンドがしたいなあ、なんて思っている今日この頃です。
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