③1回目タトゥー除去当日。

 除去当日。予約時間が近づくにつれ、”まだ引き返せる。”と迷いを持ちつつも、前日にふと決めた神田明神にお参りに行きました。

いままで一緒に過ごしてくれたこの蝶々への感謝と、まっさらになってまた一から頑張ろうという思いを込めて参拝させていただきました。

それから大手町の将門の首塚に移動。C5出口からめちゃ近いのね。ナビ全然必要なかった。

ネットに書いていたとおり、大きなビル群のあい間にきれいに整備されてまつられておりました。

石碑を読んだら、将門様、38歳の時に討ち取られたと書いており現在38歳のわたしは勝手に、この場にきた運命を感じてしまいました。

神田明神と同様、感謝と決意を報告し、どうかお力をくださいとお願いをしてその場を後にしました。

わたしが着いたときには人は全然いませんでしたが、後から次々と人々がお参りに来ておりました。

そしてクリニックに移動。

クリニックに到着し、受付を済ませ待っている間、”とうとう蝶々とお別れなんだ”・・・・・と、なんだかすごく泣きたくなり、涙をこらえるのに必死でした。でも、消すって決めたんだ、わたしは。

番号で呼ばれて最初はカウンセリング室に通されました。再度施術の説明を受け、

”完全に跡が消えるわけではない。”

と言われて、なんだかホッとしました。

”いなくなるわけではないのね。良かった。” なんて。消しにきといてちょっとおかしいけど。

次に施術室に通され、とうとう除去開始です。

もう、、心臓バクバク。センチメンタルな気持ちに浸っていたので、すっげえ痛い施術だということを忘れておりました。

あ、ベッドに仰向けスタイルか。。。痛いとき、ふんばれないじゃん・・・・。

しかも目の上にタオルをのせられ、視界を奪われてしまったのでさらに恐怖でいっぱいでした。ヘルタースケルターで、リリコが全身整形手術のベッドで激痛で絶叫を上げてもがいているシーンを思い出しました。コ、、コワすぎる・・・・・。

手に汗をにぎり、緊張で固まりながらも麻酔開始。

麻酔の注射は一瞬だと思っていたのですが、1〜2分ぐらい所々に注入され続けました。これでもかってぐらい。

わたしは花粉症の予防の注射(激痛!)を打っているので、それよりは全然痛さは平気でした。全然我慢できる。

そして除去開始。

まず1発レーザーを当てられ、先生から

”痛みはどうですか?”

と聞かれたのですが、当てられたのかすらわからないぐらいに感覚がありませんでした。あれ?聞いていたのと違うわ。ぜんっぜん痛くない。骨に近いところだと、若干当てられている感覚があったぐらいで。

そのまま全体にレーザーを当てていきます。

その都度先生が ”大丈夫ですか?”と声がけをしてくださいました。

痛いのを覚悟していたので、安心と余裕と共に、”ああ、お別れなのね。”という思いがよみがえってまいりました。

そんなこんなで施術時間はトータルで15分ぐらいだったと思います。

ガーゼを当ててもらい、アフターケアの仕方を教えてもらいました。もう当日からシャワーをあてて、ボディーソープも大丈夫だそうです。(入浴&アルコール摂取&激しい運動はなるべくNGとのこと。極端に体温を上げてはダメらしい。)

説明も丁寧にしてくださり、痛みも少なく(人によるとは思いますが)、ケアのことでわからなかったら電話で質問してもよいし、YouTubeでも紹介しているそうで、安心できるクリニックで良かったなあと思いました。

そんなこんなで帰り道は緊張から解放されてどっと疲れが出て、それと共にまたおセンチになってしまい、若干涙をこらえて帰路に着くのでした。麻酔がとけたのか、だんだん腕に違和感が出てきたのですが痛みはありませんでした。

ガーゼをはがしてみるとこんな感じ。

絵がにじんでまわりに青アザができていました。麻酔のせいか、触ると皮膚がパンパンに硬くなっておりました。

明日は水ぶくれができるのかなあ。

シャワーを浴びたあと、渡された軟膏をぬりぬり、またガーゼをあてて腕をかばいながら就寝しました。

おやすみなさい、がんばったね、蝶々。

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